University of scibays

ベイスターズファンの思想の垂れ流し

なぜ俺はプロ野球が好きなのだろう。

今年もプロ野球が開幕した。自分がプロ野球を本格的に見始めてから8年目のシーズン。選手の一つ一つのプレーに一喜一憂しながら、プロ野球を楽しんでいる。そんな中、ふと思ったことがある。

 

「なぜ俺はプロ野球が好きなのだろう。」

 

簡単な問いのように思えて、そんなに簡単に答えられる問いでもないようにも思える。嗚呼プロ野球、君はなぜそんなにも僕の心を掴んでいるのか。

 

まず何といっても野球というスポーツが好きだということが挙げられるだろう。「好き」という感情は言葉にできるものではない。

 

一人一人の選手の活躍や成長を期待したり、それを楽しんでいるという面もある。長年活躍している選手に対しては「今年も頼みますよ」という計算に入れてます的な気持ちになり、前年まで1軍で実績のない選手に対しては「ブレイクしてくれ!!」という期待のこもった気持ちになる。前の年までピリッとしない成績を残していた選手が次の年には1軍で大車輪の活躍を見せたり、昨年まで実績のなかった選手がいきなり抜擢されて素晴らしい成績を残したりするのを見ると、「やってくれたなあ、、」という感嘆と喜びが混じった気持ちになる。もっと細かいところでは、若手選手のストレートの球速が上がっているのを確認するだけでも楽しいし、若手選手の将来の活躍を想像して仮想オーダーをひっそりと考えてしまうのも楽しい。

 

そして最大の理由は、リアルタイムで、"作られていない"感情の動かされる経験ができることにあると思う。一本一本のヒットに拍手を送り、美しい弧を描く逆転ホームランに歓喜し、サヨナラ負けに本気で落胆し、選手の引退試合には涙し、、、、、

どのような年代・性別の人であってもプロ野球が好きであればこのような感情の動きを経験することが出来る。そしてこれは当然であるが作られたものではない。僕は「ここで感動してね」、「ここで驚いてね」と言わんばかりに作られたテレビ番組や映画が嫌いだ。プロ野球を見ることによって得られる感情はこのようなものとは一線を画す。

また、「リアルタイム性」が得られる感情の増幅にかなり重要な役割を占めているように思う。うまく言語化ができないのが残念なのだが、リアルタイムで観戦しているからこそのあのピンチでのドキドキ感や、選手が決定機でタイムリーヒットを放った時の感情が爆発する感じは、野球ファンであればだれもが経験したことのあるものだと思う。

このような感情の動きこそが、野球に限らずスポーツ観戦の魅力ではないだろうか。

 

軽く考えてみたが、やはり論理抜きに、今年も野球が観られることに感謝しながら、のんびりとベイスターズを応援していきたいと思う。